2012/04/03

■パナマ運河の裏攻防-パナマ-■



コロンビアの次なる目的地はどこにしよう、メキシコにするかパナマにするか。

大好きなBBCビールを飲みながら考える。


中米のパナマ〜エルサルバトル間は何もないよ。


出会う仲間から何度も聞いたし、治安もよろしくないのは知っていた。

多くの人は飛行機でメキシコなどに飛ぶ場合が多い。



でも、家族会議をした結果、


パナマに決定!!


南米の最南端アルゼンチンのウシュアイアから北上し続けて3ヶ月。

2人の旅のスタイルからも、この中米のほとんどの国を通り過ぎることはできなかった。

どうせならしっかりとアメリカ大陸縦断をしたい!と。


今までの旅の中でも、自分たちを成長させてくれたのはアフリカや中東。

危険なイメージが強い場所も、実際に行けばイメージと違う印象を受ける場合が多い。

その地を踏む事が大事だった。


ということで早速フライトチケットを購入し、パナマへ飛んだ!

使うかもしれないと、安田夫婦にもらった地球の歩き方・中米編を片手に!




旅の予算も少なくなってきてるのに、1時間飛んで$350は高い!




パナマは中米の中でも比較的治安の良い国。

高層ビルや大型のショッピングモールもあり外資の店がいっぱい。




パナマで有名な場所と言えば、もちろんあの場所。

パナマ運河

小学校でも勉強した!  はず。


こんなガラガラのバスに押し込まれ、中心地から15分ほどのパナマ運河へ向かった。






パナマ運河は東のカリブ海、大西洋と西の太平洋を結ぶ82kmの運河。

その昔、フランス人によって運河の建設が開始されたが、

マラリアや資金不足により建設を放棄。

その後、アメリカの手によって運河が完成した。

いや、実際にはアメリカ人管理の黒人労働者の手によって完成かな。




縦に長いアメリカ大陸は、中間地点となるパナマを通過できることで、

航海距離を大幅に短縮、経済的にも重要な運河となった。

1999年までアメリカ人しか立ち入る事のできない、パナマの中のアメリカ。

大国アメリカの象徴!



船が通過する時は、門の開閉で水を上下にコントロールし、船を移動させていく。

なかなか見ていておもしろい!






そういえば、パナマ空港に到着して感じたこと。

中国人多っ!!

だった。

この国では『チーナ!!』。アジア人をバカにする言葉も言われない。

空港から中心地に移動するバスの中から見た、数多くの中国人住居。


はて?ポルケ?


アメリカ管理だったパナマ運河も1999年からパナマ政府へ移管。

それから10年以上が経ち状況は一変。

パナマ港湾にとって最大の顧客が中国へと変わったからだ。

だからこの国には中国人がいっぱい。


パナマ運河を拡張するために派遣された中国人がパナマ経済の主導権を握りつつある。

ユダヤ人とこの国の経済を争っています。


恐るべし中国人!




今後はコロンビアには東西を結ぶ鉄道を計画してみたいだし、

中国による中南米支配の一面をひしひしと感じた。




中国人の皆さん、

マナーを守って、その国に敬意をしっかり持っての行動をお願いします。

あまり自国以外の国を荒らさないようにお願いします。

あなたたちのおかげで、南米では嫌な思いを受けることが多かったのです。


ボリューム満天で安い、中華料理屋さんいっぱいなのは嬉しいけど!






-Link-
■パナマ運河(wiki)
■中国がコロンビアに鉄道
■カリブの小国から米国まで、パナマ運河をめぐる中国の影響

-パナマシティで泊まった安宿-
■Hostal Casa Rica
→地球の歩き方にも載ってる宿。wifiも使えるし、キッチンもあるから居心地はまぁまぁ。
街の中心地にあり、スーパーも近いのは便利!





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