2012/02/09

■ここで納豆が食べれる理由-イグアス日本人居住区-



イグアスで泊まっている宿『ペンション園田』。

パラグアイに行く旅行者の多くはこの宿に寄っていく。

今日も日本人いっぱい!




そんなみんなと近くにある移住史料館へ。

少し麻生元総理に似ている園田さん。

南米移民の歴史について、色々と僕らに話してくれた。




なぜ南米には日系人がたくさんいるか?

今では先進国の日本も、貧しかった時代があったからこそ今がある。

江戸時代の開国から海外に仕事や夢を求め進出していった日本人。



ハワイに始まり、北米から中南米へと移住先が移っていき、

ここパラグアイにも多くの日本人が住むようになっていった。




園田さんも小学生の時に、家族で仕事や夢を追い求め、アルゼンチン丸に乗船。

1〜2ヶ月船に揺られ、アルゼンチンへ。


もちろんお金はないから帰りの切符なんかないし、

その船の中の環境は悪かったため、みんなで励まし合ったりして到着を待った。

当時のビザとパスポート。





このイグアス市で納豆が食べれるのも豆腐が食べれるのも、

先人の努力と苦労のおかげ。

日本から持ち込まれた大豆の種子、

改良を重ね、今では世界でも上位のパラグアイの主要輸出品となった。


東日本大震災の時には、

パラグアイ日本人移民農家から100万丁の豆腐が寄贈。

すごい!




園田さんは、


『日本人であることをすごく誇りに思ってるから、

ここパラグアイに移住しても日本について必死に勉強した。

日本の事を忘れたくなかった。』


と熱く語った。



移住当初、もちろん学校もいなければ先生もいない。

その中で日本人の心や知識を持つためにみなで協力し、学校などを作っていった。


一方、義務教育で学校に行って勉強できるのは当たり前の環境で育った自分たち。

勉強したいという動機も必死さも園田さんとは全然違う。

だから、園田さんはここの誰よりも日本について知っていた。

自分はあまりにも日本のことを知らな過ぎて恥ずかしくなった。




今こうして笑顔で世界を旅できたり、ここイグアス居住区では日本食に出会え、

旅の疲れを癒すことができるのも、先人の方々の苦労のおかげ!





自分たちは次の世代のために何を残し、伝えることができるのか。

もっとしっかり考えて、行動していこうと決意した、イグアス歴史史料館でした。


この子はペンション園田の人気者!

3世の来輝くん!

かわいいね!




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3 件のコメント:

  1. ヒィです。イグアスと日本、そんな繋がりがあるんだぁ。興味津々に読ませてもらいました!!
    、、、あれ??いっしょに写ってるのは、ゆうくん?!一緒だったんだぁ!いっしょに横断しないかなぁ???( ´ ▽ ` )ノ

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  2. @ひいちゃん
    イグアスというか南米の日系社会は歴史や思いもあるし、色々と考えさせられていいよー!
    ゆうくんとも一緒で愛旅知ってるって言ってたー。
    横断のオファーしとこっと。そしたら更に夫婦×3だー!+えーじw

    返信削除
  3. 先日はどうもぉ~♪
    イグアス市とても温かいとこでしたねぇ~( ´▽`)

    みんなで横断すっごーくしたいけどぉ~・・・
    その時までに北米に着けるか分からないから今回は遠慮しときますねぇ☆
    誘ってくれてありがとぉ~う♪

    返信削除